メジャーに行ける選手は一握り
日本のプロ野球チームにドラフト指名された場合、ある程度上位であれば、初年度から一軍でチャンスを与えられることが珍しくありません。大学や社会人から入団した場合は、即戦力としてすぐにレギュラーになる選手もいます。
しかし、メジャーリーグの場合、ドラフトで上位指名されたとしても、そう簡単にはメジャーでプレーすることはできません。というのは、一軍より下のチームが基本的に二軍しかない日本プロ野球と違い、ルーキーリーグから始まって7つもファームのチームがあるからです。
日本プロ野球の二軍にあたるのがトリプルエーと呼ばれるリーグに所属するチームですが、そこまで上がるのも大変な競争を勝ち抜かないといけません。また、トリプルエーまで上がって活躍したとしても、メジャーリーグの場合、契約によってどんなに調子が悪くてもマイナーリーグに落とされることがない選手もいるので、日本のプロ野球のように下で結果を出したからすぐに昇格とはならないのです。